福岡大大濠が福岡第一に快勝 2年ぶり県1位でWC予選突破
福岡大大濠は福岡第一に80―50で勝ち、2年ぶりの福岡県1位となった。ウインターカップ3連覇へ弾みをつけた。
Basketball Press編集部

福岡大大濠が、バスケットボールの全国高校選手権(ウインターカップ、WC)福岡県大会の男子決勝リーグで福岡第一に80―50で快勝し、2年ぶりに県1位の座を得た。試合は3日、飯塚市総合体育館で行われた。得点経過は18―20、19―12、18―11、25―7で、後半は大きく点差を広げた。
試合は序盤、福岡第一の素早い出足と守備に福岡大大濠が手を焼き、第1クォーターは2点を追う展開だった。しかし第2クォーター以降は守備を立て直し、攻撃でもリズムをつかんだ。最終的には30点差での勝利となり、5月の全国高校総体(インターハイ)予選を思い起こさせる内容だった。
福岡大大濠の片峯聡太監督は試合後、「40分を通して最終的に支配できるようなゲームにしようと話していたが、前半良くなかった守備を修正し、徐々に走る展開に持っていけた」と振り返った。一方で自分たちの内容については「僕の中では50点」と厳しい評価を口にした。
同校は、精神面が勝負を左右するメンタルゲームになるとして最大限に警戒していた。
チームはWC3連覇を狙うため、全体で「何が何でも第1シードを」という共通認識を持って臨んだ。県1位で突破することは、全国大会での上位シードを得る前提となる。
勝利のポイントとして監督が挙げたのは、ターンオーバーを極力減らすことと、ディフェンスリバウンドに力を注ぐことだった。ターンオーバーは、シュートを打つ前にミスや反則で相手に攻撃権が移ることを指す。自陣でボールを奪われて失点する場面もあり、課題は残った。
ウインターカップは毎年12月下旬に東京で行われる高校バスケットボールの冬の全国大会で、各都道府県の予選を勝ち抜いた高校が出場する。福岡大大濠にとっては、今後の全国大会で3連覇を果たせるかどうかが焦点となる。
福岡大大濠は今後、県代表として全国大会に臨む。監督が指摘した守備の安定と、エースに求められる役割の遂行が、全国の舞台での結果を左右するとみられる。
Basketball Pressの見方
この試合は、全国大会の出場権と上位シードを争う県予選の段階で、チームの完成度を測る一戦となった。快勝でも指揮官が自軍を厳しく評価したことは、全国の舞台に向けた課題の明確さを示している。ターンオーバーとリバウンドという基本の精度が、3連覇への鍵になるという点は、高校バスケットボールの観戦者にとって注目すべき視点である。県大会の勝敗だけでなく、監督が何を重視し、どこに改善点を見いだしているかを読むことで、チームの現在地が見えてくる。
参考記事
この記事の用語
- ターンオーバー
- シュートを打つ前にミスや反則で相手に攻撃権が移ること。
- ウインターカップ
- 全国高等学校バスケットボール選手権大会の通称。高校バスケットボールの冬の全国大会で、毎年12月下旬に東京で行う。主催は日本バスケットボール協会(JBA)、共催は全国高等学校体育連盟。2025年は男女各60チームが出場した。各都道府県の予選を勝ち抜いた高校が出場し、出場できる学校の数は都道府県によって違う。
- インターハイ
- 全国高等学校総合体育大会(高校総体)のバスケットボール競技。毎年夏に行う高校の全国大会で、都道府県の予選を勝ち抜いた高校が出場する。
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