Basketball Press世界のバスケットボールニュース

トップ / 戦術教科書 / 用語辞典 / オフェンス

オフェンス

スウィング・オフェンス

Swing Offense

ボールを左右に振りながら、全員が共通のスクリーンとカットを連続して行うパターン型モーション。

12345
スウィング・オフェンスの図

カット・移動パスドリブルスクリーン1〜5オフェンスXディフェンス

スウィング・オフェンスは、ディック・ベネットが体系化し、ウィスコンシン大学のボー・ライアンらが発展させたとされるオフェンスである。3アウト2イン気味の配置から始まり、全員がガード、ウイング、ポストのどの役割も担えることを前提に、ボールを左右へ大きく振り(スウィング)ながら攻める。ボールが左右に振られるたびに同じ動きが起こるため、選手は短期間で動きの流れを覚えやすい。

ボールを逆サイドへ回すたびに、ウイングへのダウン・スクリーン、ポストへのクロス・スクリーン、トップへのバックスクリーンといった動きが連続して起こる。フレックスに近いが、選手が相手の守り方を読んでスクリーンを使う方向を選べる点でモーション的な要素も持つ。どのスクリーンを使うかは守備の位置で決まるため、パターンでありながら毎回違う形の得点機会が生まれる。

我慢強くボールを回し、ターンオーバーを減らして確率の高いシュートを狙うチームに向く。ポストでのパス能力と外のシュート力を兼ねた選手が多いほど効果的で、スロー・テンポな試合運びとの相性も良いとされる。ボールの保持時間が長くなりやすく、相手の攻撃回数を減らす効果もある。守備重視のチームが攻撃のリズムを作るために選ぶことが多いシステムである。

動き方・手順

  1. ボールを左右に大きくスウィングする
  2. 逆サイドのウイングへダウン・スクリーン
  3. ポスト同士でクロス・スクリーンをかける
  4. 読みで次のスクリーンを使う方向を選ぶ

対策・弱点

ボールの展開を遅らせるために逆サイドへのパスコースをディナイすると、連続動作の起点が作れない。ポストでのパスを強くプレッシャーすることも有効である。

実例

ボー・ライアン監督時代のウィスコンシン大学は、スウィング・オフェンスを使うチームとして広く知られた。

参考にした情報

関連記事

用語辞典

オフェンス

フレックス・オフェンス

ベースライン沿いのフレックス・スクリーンと、その直後のダウン・スクリーンを繰り返すパターン・オフェンス。

Flex Offense

セットプレー・アクション

ダウン・スクリーン

ゴールから離れた位置の選手が下へ降りてスクリーンをかけ、ゴール付近の味方を外へ上げるスクリーン。

Down Screen