スウィング・オフェンス
Swing Offense
ボールを左右に振りながら、全員が共通のスクリーンとカットを連続して行うパターン型モーション。
カット・移動パスドリブルスクリーン1〜5オフェンスXディフェンス
スウィング・オフェンスは、ディック・ベネットが体系化し、ウィスコンシン大学のボー・ライアンらが発展させたとされるオフェンスである。3アウト2イン気味の配置から始まり、全員がガード、ウイング、ポストのどの役割も担えることを前提に、ボールを左右へ大きく振り(スウィング)ながら攻める。ボールが左右に振られるたびに同じ動きが起こるため、選手は短期間で動きの流れを覚えやすい。
ボールを逆サイドへ回すたびに、ウイングへのダウン・スクリーン、ポストへのクロス・スクリーン、トップへのバックスクリーンといった動きが連続して起こる。フレックスに近いが、選手が相手の守り方を読んでスクリーンを使う方向を選べる点でモーション的な要素も持つ。どのスクリーンを使うかは守備の位置で決まるため、パターンでありながら毎回違う形の得点機会が生まれる。
我慢強くボールを回し、ターンオーバーを減らして確率の高いシュートを狙うチームに向く。ポストでのパス能力と外のシュート力を兼ねた選手が多いほど効果的で、スロー・テンポな試合運びとの相性も良いとされる。ボールの保持時間が長くなりやすく、相手の攻撃回数を減らす効果もある。守備重視のチームが攻撃のリズムを作るために選ぶことが多いシステムである。
動き方・手順
- ボールを左右に大きくスウィングする
- 逆サイドのウイングへダウン・スクリーン
- ポスト同士でクロス・スクリーンをかける
- 読みで次のスクリーンを使う方向を選ぶ
対策・弱点
ボールの展開を遅らせるために逆サイドへのパスコースをディナイすると、連続動作の起点が作れない。ポストでのパスを強くプレッシャーすることも有効である。
実例
ボー・ライアン監督時代のウィスコンシン大学は、スウィング・オフェンスを使うチームとして広く知られた。
参考にした情報
関連記事
用語辞典オフェンス
フレックス・オフェンス
ベースライン沿いのフレックス・スクリーンと、その直後のダウン・スクリーンを繰り返すパターン・オフェンス。
Flex Offense
オフェンス
モーション・オフェンス
決まった型ではなく、パス・カット・スクリーンの原則に従って5人が連動し続けるオフェンス。
Motion Offense
セットプレー・アクション
ダウン・スクリーン
ゴールから離れた位置の選手が下へ降りてスクリーンをかけ、ゴール付近の味方を外へ上げるスクリーン。
Down Screen