ゾーンアップ
Zone Up
スクリーナーの守備者が出ずにエルボー付近で一人ゾーンを作り、ドライブとロールを同時に守る対応。
ゾーンアップは、ピック・アンド・ロールに対してスクリーナーの守備者がスクリーンの位置まで出ず、エルボーやペイント上部で一人のゾーンを作るように守る対応である。ドロップに近いが、特定の相手に固執せず、ボールマンのドライブとロールマンの両方を区域で受け持つ意識が強い。ビッグマンの位置取りが鍵となる守り方であり、運用は各チームで異なる。
ビッグマンはペイント上部に構え、ボールマンがゴールへ向かえば前に立ち、パスがロールマンに出ればそちらへ移る。ボールマンの守備者はスクリーンの上を追うか、スクリーン側に体を寄せてボールマンを3ポイントから遠ざける。ミドルレンジのプルアップは許し、ゴール下と3ポイントを守る考え方である。ビッグマンの判断力が問われる。
NBAではインディアナ・ペイサーズのロイ・ヒバート、フィラデルフィア・76ersのジョエル・エンビードなど、リムプロテクターのいるチームの戦術として紹介されてきた。なお「ゾーンアップ」はブリッツ後に後方の守備者が区域で守るローテーションを指す場合もあり、用語の意味は事前にチーム内で確認しておく必要がある。
動き方・手順
- ビッグはエルボー付近で区域を守る
- ボールマンのドライブには正面で立つ
- ロールマンへのパスには区域から移る
- ボールの守備者は3ポイントを打たせない
対策・弱点
ビッグがスクリーンの位置に出ないため、ボールマンのプルアップの中距離や、スクリーナーのポップが空きやすい。中距離の上手いボールマンには不利になる。
実例
76ersのジョエル・エンビードが、ピック・アンド・ロールをエルボー付近でゾーンアップして守る形で知られた。
参考にした情報
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用語辞典スクリーン対応
ドロップ
スクリーナーの守備者がゴール寄りに下がり、ドライブとロールを前で受け止めるピック・アンド・ロール対応。
Drop Coverage
スクリーン対応
アップ・トゥ・タッチ/レベル
スクリーナーの守備者がスクリーンの高さまで上がり、ボールマンを前に置いて守るピック・アンド・ロール対応。
Up to Touch / Level
スクリーン対応
ブリッツ(トラップ)
スクリーンの瞬間にボールマンの守備者とスクリーナーの守備者が2人でボールマンを挟む対応。
Blitz / Trap