Basketball Press世界のバスケットボールニュース

トップ / 戦術教科書 / 用語辞典 / オフェンス

オフェンス

オーバーロード

Overload (vs. Zone)

ゾーンの片側に守備の人数より多い攻撃選手を集め、数的優位からノーマークを作る攻め方。

X1X2X3X5X412354
オーバーロードの図

カット・移動パスドリブルスクリーン1〜5オフェンスXディフェンス

オーバーロードは、ゾーンディフェンスの片側(ストロングサイド)に4人前後の攻撃選手を集め、その側の守備人数より多い状態を作る戦術である。典型的な配置は、トップ、ウイング、コーナー、ローポストの4人を同じサイドに置き、残る1人をウィークサイドのブロックやハイポストに置く形である。ゾーンは各ディフェンダーが担当するエリアを守るため、片側に人数が集まると対応しきれなくなる。

ボールサイドではウイング、コーナー、ポストの三角形でパスを回し、ゾーンのディフェンダー1人が2人の攻撃選手を見なければならない状況を作る。ゾーンがストロングサイドへ寄りすぎたら、ウィークサイドの選手へスキップパスを送り、逆側から攻める。ボールサイドでパスを回すうちに守備が寄ってくるため、逆サイドへのスキップパスのタイミングがプレーの成否を分ける。

2-3ゾーンに対してはコーナーとウイングの間、1-3-1ゾーンに対してはコーナーが特に狙い目となる。ゾーンが一方に偏った瞬間を作る代表的な方法で、多くのゾーンオフェンスの基本パーツとして使われる。コーナーのシューターがキャッチ・アンド・シュートできると、ゾーンはさらにコーナーへ人を割かねばならず、ゴール下が手薄になる。中学・高校のゾーン対策でも基本として教えられる。

動き方・手順

  1. 4人を同じサイドに集めて三角形を作る
  2. 1人はウィークサイドのブロックに残す
  3. コーナーとウイングの間でパスを回す
  4. 守備が寄ったら逆サイドへスキップパス

対策・弱点

ゾーン側はローテーションを早くし、ウィークサイドの選手への警戒を残したまま守る必要がある。マッチアップ・ゾーンやマンツーマンへの切り替えでオーバーロードの形自体を崩すことも多い。

参考にした情報

関連記事

用語辞典

オフェンス

ゾーン・オフェンス

ゾーンディフェンスの隙間とずれを狙い、配置とボールの動きで数的優位を作る攻め方の総称。

Zone Offense

オフェンス

ショートコーナー

ベースライン沿いのコーナーとペイントの間の位置。ゾーンの背後を突く起点として使う。

Short Corner