ジャブステップ
Jab Step
軸足を残したままフリーフットを素早く小さく踏み出し、ディフェンスの反応を引き出すフェイク。
ジャブステップは、トリプルスレットの構えからフリーフットを短く鋭く前へ踏み出し、ドライブに行くと見せかけるフットワークのフェイクである。ボクシングのジャブのように軽く探りを入れることからこの名がついた。軸足は床に残したままなので、踏み出した後も再びシュート、パス、ドライブのすべてを選べる。相手との間合いを測る最初の一手でもある。
ディフェンスがジャブに反応して後ろへ下がれば、足を戻してジャンプシュートを打つ間合いが生まれる。反応せずにその場に留まれば、同じ足をもう一歩大きく踏み出してそのままドライブに入る。ジャブの後にもう一度同じ方向へ出る、あるいは反対側へクロスオーバーステップで出るなど、組み合わせ次第で選択肢が広がる。何度か繰り返して相手の癖を探ることも多い。
ウイングやハイポストでボールを受けたアイソレーションの場面で多用され、特にミッドレンジを得意とする選手の基本技術とされる。踏み出しが大きすぎると重心が流れて次の動作が遅れ、小さすぎると相手が反応しない。目線や肩の動きも合わせて本物のドライブに見せることが肝心である。同じジャブでも、試合の中で使う順序を変えると読まれにくくなる。
動き方・手順
- トリプルスレットの姿勢で低く構える
- フリーフットを半歩、鋭く前へ出す
- 相手が下がればシュート、動かなければドライブ
- 反応が逆ならクロスオーバーステップで逆へ
対策・弱点
守る側は足を細かく刻んで重心を動かさず、ジャブには上体だけで反応しないことが基本となる。間合いを半歩空けて対応する方法もある。