バックドア
Backdoor Cut
外でボールを受けると見せかけ、守備者の背後を突いてゴールへ走り込むカット。
カット・移動パスドリブルスクリーン1〜5オフェンスXディフェンス
バックドアは、守備者がパスコースを遮ろうと前へ出て(オーバーディナイ)きたとき、その背後に空いたスペースを使ってゴール方向へ走り込むカットである。日本でもそのまま「バックドア」と呼ばれ、裏を取る動きの代表とされる。ボールを持つ選手との呼吸が合えば、ゴール下でノーマークのレイアップが生まれる。守備の背後を突く動きである。
典型的にはウイングの選手が外へ出るふりをして一、二歩上がり、守備者が手を出してパスコースに入った瞬間に内側の足で切り返し、ベースライン寄りをゴールへ駆け込む。パサーはトップやハイポストから、守備者の手の下を通すバウンズパスで合わせることが多い。受け手は手を下げてターゲットを示し、パサーとの目のやりとりが合図となる。
ディナイの強いチームやプレスで前に出てくる相手に対して特に有効で、守備の積極性を逆手に取れる。カットが成功しなくても、守備者に裏を意識させることで外でボールを受けやすくなる効果もある。モーションオフェンスやプリンストン・オフェンスでは中核的な動きとして組み込まれている。ディナイを外す最も確実な手段の一つといえる。
動き方・手順
- 外へ出るふりをして守備者を前へ引き出す
- 守備者の手がパスコースに入ったら切り返す
- 守備者の背後をゴール方向へ全力で走る
- パサーはバウンズパスで手の下を通す
対策・弱点
守備者はボールとマークマンを同時に見るポジションを保ち、ディナイしすぎないこと。ヘルプ側のビッグマンがゴール下で待つのも有効である。
実例
ピート・キャリル率いるプリンストン大学は、1996年のNCAAトーナメント1回戦で前年王者UCLAをバックドアからのレイアップで破った。
教科書の実例
参考にした情報
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用語辞典ファンダメンタル
Vカット/Lカット
ボールを受けるため、内へ入ってから外へ出るV字、縦から横へ出るL字の軌道で守備者を外す動き。
V-Cut and L-Cut
ファンダメンタル
パスの種類(チェスト/バウンズ/オーバーヘッド)
基本となるチェストパス、床に弾ませるバウンズパス、頭上から出すオーバーヘッドパスの総称。
Chest, Bounce and Overhead Pass
ファンダメンタル
スペーシング
オフェンスの5人が適切な距離を保って位置取りし、守備を広げて攻める余地を作る考え方。
Spacing