シカゴ・ブルズ(1990-91〜1992-93・1995-96〜1997-98)
トライアングル・オフェンス,スペーシング,リード&リアクト。2度の3連覇で計6回優勝。ファイナルMVPは6回ともジョーダン。1995-96は72勝10敗
ブルズは1991〜93年と96〜98年の2度にわたって3連覇を果たし、ファイナルMVPはすべてマイケル・ジョーダンが獲得した。1995-96シーズンには72勝10敗を記録している。ジャクソン監督が採用したのが、テックス・ウィンターが1940年代から発展させてきた「トライアングル・オフェンス」(トリプルポスト・オフェンス)である。
基本配置では、ボールサイドにローポスト、ウイング、コーナーの3人が15〜18フィート(約4.6〜5.5m)間隔で三角形を作り、逆サイドの2人が2対2の関係を作る。多くはポストへのパスから始まり、そのまま得点、パス、ピンチポストでの手渡しやピック、バックドアカットへと展開する。決められたプレーを順にこなすのではなく、守備の対応を見て次の選択肢を選ぶ仕組みだ。
ジョーダンのような絶対的エースがいても、全員がボールに触れて動き続ける構造にしたことで、ダブルチームを受けても次のパスが用意されていた。適切な間隔が一人の守備者に二人を見させないという、スペーシングの原理を体系化した点が大きい。この発想は2000年代のレイカーズにも引き継がれた。選手に判断を求める分、習得には時間がかかるが、身に付けば相手の対策に強い攻撃になる。
ここから学べること
- 15〜18フィートの間隔で守備の兼任を防ぐ
- 決め事より守備の対応を読んで選ぶ
- エースがいても全員が触れる構造にする
この実例に出てくる戦術:トライアングル・オフェンス、ピンチポスト、バックドア、スペーシング
チームデータ
- 大会
- NBAファイナル
- 結果
- 2度の3連覇で計6回優勝。ファイナルMVPは6回ともジョーダン。1995-96は72勝10敗
- 監督
- フィル・ジャクソン(アシスタント:テックス・ウィンター)
- 主な選手
- マイケル・ジョーダン,スコッティ・ピッペン,デニス・ロッドマン,ホーレス・グラント,トニー・クーコッチ
- 戦術
- トライアングル・オフェンス,スペーシング,リード&リアクト
参考にした情報
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一覧NBAファイナル
ヒューストン・ロケッツ(1993-94・1994-95)
インサイドアウト,ストレッチ4,スモールラインナップ
1994年ニックスに4勝3敗、1995年マジックに4勝0敗。MVPは2年ともオラジュワン
NBAファイナル
ロサンゼルス・レイカーズ(1999-2000〜2001-02)
トライアングル・オフェンス,ローポスト,2メンゲーム
3連覇(2000年ペイサーズに4勝2敗、2001年76ersに4勝1敗、2002年ネッツに4勝0敗)。MVPは3年ともオニール
NBAファイナル
デトロイト・ピストンズ(2003-04)
チームディフェンス,ハーフコート・ディフェンス,役割分担
レイカーズに4勝1敗、MVPはチョーンシー・ビラップス