プリンストン・オフェンス
Princeton Offense
全員がハイポスト周辺を中心にパスとバックドアカットを繰り返し、我慢強く崩すオフェンス。
カット・移動パスドリブルスクリーン1〜5オフェンスXディフェンス
プリンストン・オフェンスは、プリンストン大学のピート・キャリルが完成させたオフェンスで、源流はさらに古いコーチたちにさかのぼるとされる。センターをハイポストに置き、残る4人がアークの外側に広がる配置が基本で、ハイポストのセンターがパスの起点(ハブ)となる。ハイポストのセンターにはパスの視野と判断力が求められ、外の4人もシュートとカットの両方をこなす必要がある。
最も有名な動きはバックドアカットで、ディフェンスがパスコースを強く遮ったら、そのままゴール方向へ裏を突く。ハイポストへのパス、チップ(ハンドオフ)、ダウン・スクリーン、フレアなどを組み合わせ、ボールを素早く動かしながらディフェンスの過剰な反応を待つ。ディフェンスが前に出てくるほど裏が空く構造のため、我慢強くボールを回すほど得点のチャンスが増える。
身体能力で劣るチームが我慢強いパスワークで勝つためのシステムとして知られ、NBAでもキャリルがアシスタントを務めたサクラメント・キングスなどが取り入れた。全員にパス能力と判断力が必要で、ショットクロックが短い環境ではテンポを上げる工夫が求められる。NBAではほかにもエディ・ジョーダンが指揮したワシントン・ウィザーズなどが、このオフェンスの考え方を採用した。
動き方・手順
- センターがハイポスト、4人がアーク外へ
- ウイングへのディナイにはバックドアカット
- ハイポストを経由してパスを回す
- ハンドオフとダウン・スクリーンで動きを継続
対策・弱点
バックドアを警戒して少し離れて守り、ハイポストへのパスにプレッシャーをかけるとリズムが崩れる。スイッチでずれを消し、時間を使わせてショットクロック終盤の苦しいシュートを打たせるのも有効である。
実例
ピート・キャリルがプリンストン大学で完成させ、NBAではリック・アデルマン監督時代のサクラメント・キングスが取り入れた。
参考にした情報
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用語辞典オフェンス
モーション・オフェンス
決まった型ではなく、パス・カット・スクリーンの原則に従って5人が連動し続けるオフェンス。
Motion Offense
オフェンス
ハイポスト攻撃(対ゾーン)
ゾーンの中央にあたるフリースローライン付近でボールを受け、そこから内外へさばく攻め方。
High Post Attack vs. Zone
セットプレー・アクション
ハンドオフ(DHO)
ドリブルしてきた選手が味方へ手渡しでボールを渡し、同時に自分がスクリーンの役割を果たす連係。
Dribble Handoff (DHO)