ダラス・マーベリックス(2010-11)
ゾーンディフェンス,マッチアップの変化,リムプロテクション。ヒートに4勝2敗、MVPはダーク・ノビツキー
2011年のマーベリックスは、レブロン・ジェームズ、ドウェイン・ウェイド、クリス・ボッシュをそろえたヒートを4勝2敗で破り、球団初の優勝を果たした。ファイナルMVPはダーク・ノビツキーで、第4戦では発熱を抱えながら終盤に決勝点を決めた。ベテラン中心のチームが、戦術の工夫で個の力に対抗したシリーズである。ノビツキーにとっては、2006年にヒートに敗れたファイナルの雪辱でもあった。
カーライルは、NBAでは珍しかったゾーンディフェンスを、一時的な目先の変化ではなく重要な武器として使った。ゴール下ではタイソン・チャンドラーがリムを守りつつ、外のボールマンにも素早く寄った。レブロンには主にショーン・マリオンが付き、第4戦ではキッドを付けてピック&ロールの場面ではマリオンが対応するなど、マッチアップも変えた。レブロンは第4戦で11本中3本、8得点に終わった。
ゾーンとマンツーマンを切り替え、マークの担当も変えることで、相手に同じ形の攻撃をさせなかった点が学びどころだ。ドライブが得意な相手には、守備の見た目を変え続けて判断を遅らせることが有効になる。ゾーンはNBAでも十分に通用するという認識を広げたシリーズでもある。守備の切り替えには全員の理解が必要で、練習段階での合図と役割の共有が欠かせない。
ここから学べること
- ゾーンを主要な武器として計画的に使う
- マッチアップを変えて相手の判断を遅らせる
- リムを守る選手が外への対応も担う
この実例に出てくる戦術:ゾーンディフェンス、マッチアップ・ゾーン、リムプロテクション
チームデータ
- 大会
- NBAファイナル
- 結果
- ヒートに4勝2敗、MVPはダーク・ノビツキー
- 監督
- リック・カーライル
- 主な選手
- ダーク・ノビツキー,ジェイソン・キッド,タイソン・チャンドラー,ショーン・マリオン,ジェイソン・テリー
- 戦術
- ゾーンディフェンス,マッチアップの変化,リムプロテクション
参考にした情報
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