ゴールデンステイト・ウォリアーズ(2014-15〜2017-18)
デス・ラインナップ,スプリットアクション,スイッチディフェンス。2015年キャバリアーズに4勝2敗(MVPイグダーラ)、2017年4勝1敗・2018年4勝0敗(MVPはともにデュラント)
ウォリアーズは2015年から4年間で3度優勝し、3ポイントを軸にした現代バスケットの象徴になった。転機は2015年ファイナルで、1勝2敗とされた後、カーはセンターのボーガットに代えてイグダーラを先発させた。グリーンを実質的なセンターに置くこの布陣の提案者は、特別補佐のニック・ユーレンで、2014年ファイナルでスパーズが用いた小型布陣を参考にしたとされる。
カリー、トンプソン、イグダーラ、バーンズ(後にデュラント)、グリーンの5人は「デス・ラインナップ」と呼ばれた。5人全員が守備でスイッチでき、攻撃では全員がボールを扱えるため、相手のセンターは守る場所を失った。代表的な動きがスプリットアクションで、ポストにパスを入れた選手がすぐ逆の選手にスクリーンをかけ、シューターは3ポイント、守備が寄ればスクリーナーがゴールへ飛び込む。
グリーンという、守備で何でも守れて攻撃では司令塔にもなれるセンターの存在が、布陣全体を成立させた点が重要だ。スプリットアクションは、ポストへのパスで守備の視線が集まる一瞬を突く。2015-16シーズンのデス・ラインナップは100ポゼッションあたり47.0点も相手を上回ったとされ、小型化の価値を数字でも示した。小型化は誰にでも真似できるものではなく、条件を満たす人材がいて初めて成立する点にも注意したい。
ここから学べること
- 全員スイッチできる5人は守備を単純にする
- ポストへのパス直後に裏の動きを仕掛ける
- 万能なセンター役が小型布陣の鍵になる
この実例に出てくる戦術:デス・ラインナップ、スプリットアクション、スイッチ、スモールボール
チームデータ
- 大会
- NBAファイナル
- 結果
- 2015年キャバリアーズに4勝2敗(MVPイグダーラ)、2017年4勝1敗・2018年4勝0敗(MVPはともにデュラント)
- 監督
- スティーブ・カー
- 主な選手
- ステフィン・カリー,クレイ・トンプソン,ドレイモンド・グリーン,アンドレ・イグダーラ,ケビン・デュラント
- 戦術
- デス・ラインナップ,スプリットアクション,スイッチディフェンス
参考にした情報
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