ボストン・セルティックス(1958-59〜1965-66)
リムプロテクション,ヘルプディフェンス,速攻。1959〜66年に8連覇。ラッセル在籍13シーズンで11度の優勝
1950年代末から60年代にかけて、セルティックスはNBA史上最長となる8連覇を達成した。中心にいたのはセンターのビル・ラッセルで、在籍13シーズンで11度の優勝という記録を残している。得点力で圧倒するスター像とは異なり、守備とリバウンドでチームの勝利を支える選手が王朝の軸になった点に、このチームの特異さがある。記録の多さだけでなく、勝ち方そのものが後世の手本になった。
戦術の核は、ゴール下にいるラッセルの存在を前提にした守備だ。後ろにショットブロッカーが控えているため、周囲の選手はボールマンに対して強気に間合いを詰め、パスコースにも積極的に手を出せた。抜かれてもラッセルがカバーするという約束事があったからである。こうして奪ったターンオーバーや守備リバウンドを、そのまま速攻の得点に結び付けた。
このチームが示したのは、守備の要となる一人が他の4人の守り方そのものを変えるという原理である。現代のリムプロテクターを中心にした守備設計や、「守備から走る」という発想の原型といえる。ラッセルは1966年から選手兼任監督を務め、NBA初の黒人ヘッドコーチとして1968・69年にも優勝した。指導の現場では、まず守備の約束事を全員で共有することが、走るバスケットの前提になると教えられる。
ここから学べること
- 守備の要が味方の守り方を積極的にする
- 奪ったボールを即座に速攻へつなげる
- 得点以外の貢献でも王朝の中心になれる
この実例に出てくる戦術:リムプロテクション、ヘルプディフェンス、ファストブレイク
チームデータ
- 大会
- NBAファイナル
- 結果
- 1959〜66年に8連覇。ラッセル在籍13シーズンで11度の優勝
- 監督
- レッド・アワーバック(1966-69はビル・ラッセルが選手兼任監督)
- 主な選手
- ビル・ラッセル,ボブ・クージー,サム・ジョーンズ,ジョン・ハブリチェック
- 戦術
- リムプロテクション,ヘルプディフェンス,速攻
参考にした情報
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一覧NBAファイナル
ロサンゼルス・レイカーズ(ショータイム)(1986-87)
ファストブレイク,アウトレットパス,ハーフコート・トラップ
65勝17敗。ファイナルでセルティックスに4勝2敗、MVPはマジック・ジョンソン
NBAファイナル
ボストン・セルティックス(1985-86)
ハーフコート・オフェンス,ポストプレー,パスワーク
67勝15敗(ホーム40勝1敗)。ファイナルでロケッツに4勝2敗、MVPはラリー・バード
NBAファイナル
デトロイト・ピストンズ(バッドボーイズ)(1988-89・1989-90)
ジョーダン・ルール,ダブルチーム,フィジカル・ディフェンス
1989年レイカーズに4勝0敗(MVPデュマース)、1990年トレイルブレイザーズに4勝1敗(MVPトーマス)