ロサンゼルス・レイカーズ(ショータイム)(1986-87)
ファストブレイク,アウトレットパス,ハーフコート・トラップ。65勝17敗。ファイナルでセルティックスに4勝2敗、MVPはマジック・ジョンソン
「ショータイム」と呼ばれた1980年代のレイカーズは、1980年から88年までに5度優勝した。中でも1986-87シーズンはリーグ最高の65勝17敗を記録し、ファイナルで宿敵セルティックスを4勝2敗で下した。第4戦終盤にマジック・ジョンソンが決めたジュニア・スカイフックは、シリーズを象徴する場面として知られている。速さと華やかさで観客を魅了した時代の頂点である。
攻撃の基本形は速攻だ。リバウンドを取った選手がすぐにアウトレットパスを出し、206cmのポイントガードであるマジックがボールを運ぶ。ワージーやスコットらがウイングを全力で走り、ノールックパスを含む素早い展開で守備が整う前に得点した。速攻が止められたときは、カリームのスカイフックを軸にしたハーフコート攻撃に切り替えた。速攻とハーフコートの二本立てが強さの源だった。
華やかな攻撃の陰で、ライリーは守備とリバウンドを重視し、ハーフコートでは1-3-1のトラップも使った。リバウンドを確保しなければ速攻は始まらないという因果関係がよく分かる事例である。大型の司令塔が自ら運んで速攻を組み立てるという発想は、後のポジションレス化にもつながった。速攻を武器にしたいチームほど、まず守備リバウンドを確実に取る練習から始めるべきだという教訓になる。
ここから学べること
- 速攻はリバウンドとアウトレットから始まる
- 速攻が止まった時の攻め手を用意しておく
- 大型ガードは速攻の判断役として強力
この実例に出てくる戦術:ファストブレイク、アウトレットパス、1-3-1トラップ、スカイフック
チームデータ
- 大会
- NBAファイナル
- 結果
- 65勝17敗。ファイナルでセルティックスに4勝2敗、MVPはマジック・ジョンソン
- 監督
- パット・ライリー
- 主な選手
- マジック・ジョンソン,カリーム・アブドゥル=ジャバー,ジェームズ・ワージー,バイロン・スコット,マイケル・クーパー
- 戦術
- ファストブレイク,アウトレットパス,ハーフコート・トラップ
参考にした情報
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一覧NBAファイナル
ボストン・セルティックス(1985-86)
ハーフコート・オフェンス,ポストプレー,パスワーク
67勝15敗(ホーム40勝1敗)。ファイナルでロケッツに4勝2敗、MVPはラリー・バード
NBAファイナル
デトロイト・ピストンズ(バッドボーイズ)(1988-89・1989-90)
ジョーダン・ルール,ダブルチーム,フィジカル・ディフェンス
1989年レイカーズに4勝0敗(MVPデュマース)、1990年トレイルブレイザーズに4勝1敗(MVPトーマス)
NBAファイナル
シカゴ・ブルズ(1990-91〜1992-93・1995-96〜1997-98)
トライアングル・オフェンス,スペーシング,リード&リアクト
2度の3連覇で計6回優勝。ファイナルMVPは6回ともジョーダン。1995-96は72勝10敗