Basketball Press世界のバスケットボールニュース

トップ / 戦術教科書 / 用語辞典 / セットプレー・アクション

セットプレー・アクション

ピストル(21)

Pistol (21 Series)

速攻の流れでガードとウイングがサイドで2人の連係を行い、そこへビッグのボールスクリーンを加える早い攻め。

12534
ピストル(21)の図

カット・移動パスドリブルスクリーン1〜5オフェンスXディフェンス

ピストルは、トランジション直後のアーリー・オフェンスで使われるアクションで、NBAでは「21シリーズ」とも呼ばれる。ボールハンドラー(1番)がウイング側へドリブルで運び、同じサイドのウイング(2番)とハンドオフ、またはウイングのスクリーンで連係し、そこへビッグマン(5番)のボールスクリーンを続ける。

典型的な形では、1番がサイドへ運んでウイングの2番にハンドオフする(または2番が1番のディフェンダーにスクリーンをかける)。直後に5番が2番へボールスクリーンをかけてピック&ロールにつなげる。守備が整う前に複数の判断を迫ることで、スイッチのミスや遅れを生む。パスの選択肢として、逆サイドのコーナーやウイングへのキックアウトも常に準備しておく。

ハーフコートのセットに入る前の数秒で攻めきる考え方で、NBAのほぼ全チームが使うといわれるほど一般的になった。ズーム・アクションと混同されることがあるが、ピストルはサイドでの2人の連係と速い展開が特徴である。日本でもピストル、21という呼び名がそのまま使われることが多い。速攻からセットへ移る間の「つなぎ」として、多くのチームで重宝されている。

動き方・手順

  1. 1番がウイング側へドリブルで運ぶ
  2. 同サイドの2番とハンドオフまたはスクリーン
  3. 5番が続けて2番へボールスクリーン
  4. 逆サイドの2人はコーナーとウイングに広がる

対策・弱点

トランジションでの戻りを早くしてサイドの2人の連係にスイッチで対応し、ビッグのスクリーンが来る前に形を崩すのが対策となる。ボールハンドラーへのプレッシャーで運ぶ方向を変えさせることも有効である。

参考にした情報

関連記事

用語辞典

セットプレー・アクション

ハンドオフ(DHO)

ドリブルしてきた選手が味方へ手渡しでボールを渡し、同時に自分がスクリーンの役割を果たす連係。

Dribble Handoff (DHO)

セットプレー・アクション

ズーム・アクション

ダウン・スクリーンを使って上がった選手が、2人目からのドリブル・ハンドオフを受けて攻めるアクション。

Zoom Action