ユーロステップ
Euro Step
レイアップの2歩の間で左右に大きく方向を変え、ゴール下の守備者をかわすステップ。
ユーロステップは、ドリブルを終えてボールを保持した後の2歩で、1歩目を一方向へ、2歩目を反対方向へ大きく踏み出してディフェンスをかわすレイアップの技術である。ヨーロッパの選手が広めたことからこの名で呼ばれ、日本でもそのまま「ユーロステップ」と言う。ルール上許される2歩の範囲内で横の移動を最大化する動きだといえる。
典型的な形では、右から突っ込む場合に1歩目を右前へ踏んで守備者を引きつけ、2歩目で左へ大きくずらしてリングに向かう。ボールは1歩目の側から2歩目の側へ体の前を横切るように運び、守備者の手が届かない位置に保つ。ヘルプに来たビッグマンがブロックのために跳ぼうとするタイミングをずらせる点が最大の利点である。
ドライブからのフィニッシュ、トランジションで一人の守備者と向かい合った場面などで有効である。歩数の数え方を誤るとトラベリングを取られやすいため、ギャザー(ボールを保持した瞬間)と1歩目の関係を正確に身につける必要がある。NBAとFIBAではギャザー前後の歩数の扱いに解釈の差が残る点にも注意したい。踏み出す方向を変えて繰り返し練習したい。
動き方・手順
- ドリブルを終えてボールを両手で確保する
- 1歩目を一方向へ踏み出して守備者を引きつける
- 2歩目で反対方向へ大きく横移動する
- 体で守備者からボールを隠してフィニッシュ
対策・弱点
守る側は1歩目に飛びつかず、2歩目の着地点を予測して体を残すこと。チャージを狙うなら2歩目の進路へ先に位置を取る必要がある。
実例
サンアントニオ・スパーズのマヌ・ジノビリがNBAで多用し、この技を広く知らしめた選手として知られている。