パックライン・ディフェンス
Pack Line Defense
ボールマン以外の4人が3ポイントラインの内側に下がり、ドライブを封じるマンツーマン。
パックライン・ディフェンスは、ディック・ベネットが体系化し、息子のトニー・ベネットがバージニア大学で広めたマンツーマンの一種である。ゴールから約16フィート(約4.9m)、3ポイントラインの少し内側に仮想の「パックライン」を引き、ボールマン以外の守備者はその内側にとどまる。ボールマン以外が一つの塊(パック)になって守るイメージから名付けられた。
ボールマンの守備者は強く圧力をかけ、ほかの4人はパックラインの内側でボールとマークの両方を見ながら壁を作る。ウイングへのパスはあえて深くディナイせず、ドライブやポストへのパスを優先して消す。パスが出たら守備者は素早くクローズアウトし、相手に余裕のあるシュートを打たせない。ドライブで崩されにくく、ファウルや大きなミスマッチが起きにくいのが利点だ。身体能力で劣るチームでも組織で守れるため、アップセットを狙う大学チームにも好まれる。反面、外からのシュートはある程度許容する前提の守備である。
動き方・手順
- ボールマンには1人が強く圧力をかける
- 他の4人はパックラインの内側に位置する
- ドライブの進路をヘルプで先に埋める
- パスが出たらクローズアウトで距離を詰める
- ポストにはボール側から体を入れて守る
対策・弱点
外のシュート力が高いチームには、パスを素早く回して遅れたクローズアウトから3ポイントを打たれやすい。ドライブ・アンド・キックや連続したスキップパスが有効とされる。
実例
バージニア大はトニー・ベネットのもとでパックラインを徹底し、2019年にNCAAトーナメントを初制覇した。
参考にした情報
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用語辞典ディフェンス
マンツーマン基本原則
5人がそれぞれ担当する相手を決めて守る、チームディフェンスの土台となる考え方。
Man-to-Man Defense Principles
ディフェンス
クローズアウト
ヘルプ位置からボールを受けた相手へ素早く距離を詰め、シュートとドライブを両方防ぐ動き。
Closeout
ディフェンス
ヘルプとローテーション
抜かれた味方を別の守備者が助け、空いた相手を順番に埋めていくチーム守備の連動。
Help and Rotation