ヘルプとローテーション
Help and Rotation
抜かれた味方を別の守備者が助け、空いた相手を順番に埋めていくチーム守備の連動。
ヘルプとは、ボールマンにドリブルで抜かれた味方の代わりに、別の守備者がドライブの進路に入って止めることである。ヘルプに出ると自分のマークが空くため、さらに別の守備者がそこを埋める。この連鎖をローテーションと呼び、日本では「ヘルプ・ローテーション」とまとめて言うことが多い。全員が同じ約束事で動くことが前提となる。
典型的な形では、ベースライン側に抜かれるとゴール下にいる逆サイドのビッグマンがヘルプに出る。空いたビッグマンのマークにはウイークサイドの守備者が下がり、最後に残った外の選手には最も近い守備者が飛び出す。ゴールに近い危険な相手から順に埋め、最も遠い相手を空けるのが原則である。どれだけ個人の守備が強くても、1対1で毎回止め続けることはできない。ヘルプとローテーションの約束事を共有しておけば、1人が抜かれても失点に直結しない。シェル・ドリルなどで繰り返し練習される、チームディフェンスの中核となる考え方である。
動き方・手順
- ヘルプ側はドライブの進路にいち早く入る
- 空いたマークには次に近い守備者が下がる
- ゴールに近い相手から優先して埋める
- 最後の1人は遠いシューターへ飛び出す
- 全員が声を出して位置を伝え合う
対策・弱点
ヘルプが出るたびに外の誰かが空くため、ドライブからのキックアウトや連続したパスでローテーションを追い越されると崩れる。素早いボールムーブで守備を2回動かすことが攻略の鍵である。