ミルウォーキー・バックス(2020-21)
ドロップカバレッジ,スイッチの併用,リムプロテクション。サンズに0勝2敗から4勝2敗、MVPはヤニス・アデトクンボ(50年ぶりの優勝)
2021年のバックスは、ファイナルでサンズに2連敗した後に4連勝し、1971年以来50年ぶりの優勝を果たした。第6戦でヤニス・アデトクンボは50得点、14リバウンド、5ブロックを記録し、ファイナルMVPに選ばれた。第4戦終盤のエイトンへのブロックと、第5戦のホリデーのスティールからのアリウープも、勝負を決めた守備の場面として知られている。
バックスの守備の基本は、ピック&ロールに対してブルック・ロペスがフリースロー付近より下がって待つドロップカバレッジだった。ゴール下を固め、ドライブとロールを止め、リバウンドを確保する。弱点は外の3ポイントやミドルレンジを許すことで、このシーズンには小柄な選手同士のスクリーンでスイッチを増やし、ホリデーの加入で対応の幅を広げた。ファイナル第1戦でロペスがスイッチで狙われると、ヤニスをセンターに置く時間も作った。
一つの守備方式に固執せず、基本形を持ちながら相手や状況に応じて別の方式を混ぜた点が学べる。ドロップは何を守り何を捨てるかがはっきりした方式で、その代償を理解したうえで補う手段を用意することが重要だ。ヤニスのような万能な選手がいれば、センターに置いてスイッチで守る別の布陣も選択肢になる。基本形と代替案の両方を準備しておくことが、短期決戦を勝ち抜く条件であることがよく分かる。
ここから学べること
- 守る場所と捨てる場所を明確にする
- 基本形を持ちつつ別方式を混ぜる
- 狙われる選手を見極めて布陣を変える
チームデータ
- 大会
- NBAファイナル
- 結果
- サンズに0勝2敗から4勝2敗、MVPはヤニス・アデトクンボ(50年ぶりの優勝)
- 監督
- マイク・ブーデンホルザー
- 主な選手
- ヤニス・アデトクンボ,クリス・ミドルトン,ジュルー・ホリデー,ブルック・ロペス,ボビー・ポーティス
- 戦術
- ドロップカバレッジ,スイッチの併用,リムプロテクション
参考にした情報
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