アメリカ代表(ドリームチーム)(1992)
ディフェンスからの速攻,スティール,パスの共有。金メダル(8戦全勝、平均43.8点差。決勝でクロアチアに117-85)
NBA選手の五輪参加が初めて認められた1992年、アメリカはジョーダン、マジック、バードらを集めた「ドリームチーム」を送り込んだ。結果は8戦全勝で、平均得点差は43.8点、全試合で100点以上を挙げた。最も接戦だった決勝のクロアチア戦でも32点差で、デイリー監督は大会を通じてタイムアウトを一度も取らなかったとされる。チームの共同主将はマジックとバードが務めた。
強さは個人技だけでなく、守備から生まれていた。1試合平均22.1スティール、5.9ブロックはいずれもアメリカ代表の五輪記録で、ジョーダンは1試合8スティールの五輪記録も作った。奪ったボールをそのまま速攻に変え、フィールドゴール成功率は57.8%に達した。最多アシストはピッペンで、1試合平均29.9アシストとボールもよく回った。
このチームの影響は大会後にさらに大きくなった。世界中の選手と指導者がNBAのプレーに触れ、1992年に23人だったNBAの外国籍選手は、2016-17シーズン開始時には113人に増えたとされる。バスケットボールの国際化の出発点として、技術と戦術が世界に広まる契機になった。現在、日本を含む各国の代表やリーグで外国出身選手が活躍する背景にも、この大会がある。
ここから学べること
- 守備で奪えば攻撃は最も簡単になる
- スター集団でもパスの共有が強さを生む
- トップの姿が世界の育成を変える
この実例に出てくる戦術:ファストブレイク、プレッシャーディフェンス、スティール
チームデータ
- 大会
- バルセロナ五輪
- 結果
- 金メダル(8戦全勝、平均43.8点差。決勝でクロアチアに117-85)
- 監督
- チャック・デイリー
- 主な選手
- マイケル・ジョーダン,マジック・ジョンソン,ラリー・バード,スコッティ・ピッペン,チャールズ・バークレー
- 戦術
- ディフェンスからの速攻,スティール,パスの共有
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