ボストン・セルティックス(2007-08)
ストロングサイド・ディフェンス,ヘルプディフェンス,ピック&ロール守備。66勝16敗。ファイナルでレイカーズに4勝2敗、MVPはポール・ピアース
前年24勝だったセルティックスは、ガーネットとレイ・アレンを加えて66勝16敗と42勝分も成績を伸ばし、ファイナルでレイカーズを4勝2敗で破った。第4戦では最大24点差からの逆転勝ちを収め、優勝を決めた第6戦は131-92の39点差だった。守備の設計を担ったのは、アソシエイトHCとして招かれたトム・シボドーである。球団にとっては1986年以来の優勝である。
基本はマンツーマンだが、ボールのあるサイド(ストロングサイド)に5人全員が寄って、コートを狭く見せる守り方を徹底した。ボールをペイントに入れさせず、すべてのシュートにチェックに行く。ピック&ロールにはショーやトラップで圧力をかけ、ボールマンの守備者が孤立しないよう助ける。最優秀守備選手のガーネットが声で全体を指揮した。
このシーズンのセルティックスは、相手フィールドゴール成功率41.9%と3ポイント成功率31.6%でいずれもリーグ1位だった。ヘルプの位置を全員が共有すれば、守備は個人技の集まりではなく一つの網になる。シボドー流の守備はその後、各チームに広く影響を与えた。育成年代でも、ボールの位置に応じて全員が立ち位置を変える習慣を付けることが、組織的な守備の第一歩になる。
ここから学べること
- ボールサイドに寄ってコートを狭く見せる
- ペイントに入れない原則を全員で共有する
- 声で指揮する守備の要が網を機能させる
この実例に出てくる戦術:ストロングサイド、ヘルプディフェンス、ショーディフェンス、トラップ
チームデータ
- 大会
- NBAファイナル
- 結果
- 66勝16敗。ファイナルでレイカーズに4勝2敗、MVPはポール・ピアース
- 監督
- ドック・リバース(守備担当アソシエイトHC:トム・シボドー)
- 主な選手
- ポール・ピアース,ケビン・ガーネット,レイ・アレン,ラジョン・ロンド,ケンドリック・パーキンス
- 戦術
- ストロングサイド・ディフェンス,ヘルプディフェンス,ピック&ロール守備
参考にした情報
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