クリーブランド・キャバリアーズ(2015-16)
ミスマッチ攻撃,アイソレーション,スクリーンによるスイッチ誘発。ウォリアーズに1勝3敗から逆転し4勝3敗、MVPはレブロン・ジェームズ
2016年のキャバリアーズは、レギュラーシーズン73勝のウォリアーズに1勝3敗とされながら3連勝し、ファイナル史上初めて1勝3敗からの逆転優勝を果たした。指揮を執ったのはシーズン途中に就任したタイロン・ルーで、ファイナルMVPはレブロン・ジェームズだった。MVPのレブロンはこのシリーズで、両チーム最多の得点、リバウンド、アシストなどを記録したことでも知られる。
ウォリアーズはほぼすべてのスクリーンでスイッチし、1対1を許す代わりに守備の形を崩さなかった。序盤のキャバリアーズはその1対1に苦しんだが、やがてイグダーラやグリーンら守備の強い選手を避け、スクリーンをかけて守備の弱い相手を自分のマークに引き出すようになった。カリーのマーク相手にスクリーンをかけさせ、カリーをアービングやレブロンの前に立たせる形はその典型である。
スイッチ守備は一見穴がないように見えるが、スクリーンを使えば攻撃側がマッチアップを選べるという弱点がある。効率が悪いとされるアイソレーションも、相手を選んでから仕掛ければ有効になる。攻撃側が「誰と戦うか」を選ぶ発想は、その後のNBAで一般的になった。守備側は、スイッチで生じる不利なマッチアップをどう補うかまで準備しておく必要がある。攻守両面から、ミスマッチという概念を学べる好例である。
ここから学べること
- スクリーンで攻めたい相手を引き出す
- スイッチ守備の弱点はマッチアップ選択
- 1対1は相手を選んでから仕掛ける
チームデータ
- 大会
- NBAファイナル
- 結果
- ウォリアーズに1勝3敗から逆転し4勝3敗、MVPはレブロン・ジェームズ
- 監督
- タイロン・ルー
- 主な選手
- レブロン・ジェームズ,カイリー・アービング,ケビン・ラブ,トリスタン・トンプソン,JR・スミス
- 戦術
- ミスマッチ攻撃,アイソレーション,スクリーンによるスイッチ誘発
参考にした情報
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