デトロイト・ピストンズ(2003-04)
チームディフェンス,ハーフコート・ディフェンス,役割分担。レイカーズに4勝1敗、MVPはチョーンシー・ビラップス
2004年のファイナルで、ピストンズはオニール、ブライアント、カール・マローン、ゲイリー・ペイトンという将来の殿堂入り選手4人を擁するレイカーズを4勝1敗で破った。下馬評では不利とみられていたが、突出したスーパースターを持たないチームが組織力で勝った例として語り継がれている。ピストンズにとっては1990年以来、3度目の優勝だった。
勝因は守備である。第1戦ではオニールとブライアント以外のレイカーズ選手を合計16点に抑えた。第3戦ではレイカーズの得点を球団のプレーオフ最少となる68点に抑え、ブライアントも4本中13本の11点にとどまった。ベン・ウォーレスとラシード・ウォーレスという守れるビッグマン2人を軸に、2人のスター以外の選手にはリズムを作らせなかった。
スター2人に点を取られても、他の選手を止めればチーム全体の得点は伸びないという考え方は、守備戦略を立てるうえで重要だ。攻撃でもビラップス、ハミルトンらが得点を分け合い、誰か一人に依存しなかった。個の才能の総量よりも、役割を全うする5人のまとまりが上回ることを示した。守備の計画を立てる時は、相手のエースだけでなく周りの選手の役割まで含めて考えることが重要になる。
ここから学べること
- スター以外の選手を止めて総得点を抑える
- 役割を全うする5人は才能の総和に勝てる
- 得点源を分散させて的を絞らせない
この実例に出てくる戦術:チームディフェンス、ヘルプディフェンス、ハーフコート・ディフェンス
チームデータ
- 大会
- NBAファイナル
- 結果
- レイカーズに4勝1敗、MVPはチョーンシー・ビラップス
- 監督
- ラリー・ブラウン
- 主な選手
- チョーンシー・ビラップス,リチャード・ハミルトン,テイショーン・プリンス,ベン・ウォーレス,ラシード・ウォーレス
- 戦術
- チームディフェンス,ハーフコート・ディフェンス,役割分担
参考にした情報
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