アルゼンチン代表(黄金世代)(2004)
バックスクリーン,ゾーンとマンツーマンの併用,パスワーク。金メダル(準決勝でアメリカに89-81、決勝でイタリアに84-69)。MVPはマヌ・ジノビリ
「黄金世代」と呼ばれたアルゼンチンは、2002年世界選手権でアメリカを破って銀メダルを獲得し、2004年アテネ五輪で頂点に立った。準決勝でNBA選手をそろえたアメリカを89-81で破り、決勝でもイタリアに快勝した。中南米の国として初めての五輪男子バスケット金メダルで、大会MVPはマヌ・ジノビリが獲得している。アメリカは準決勝で敗れ、銅メダルに終わった。
準決勝のアメリカ戦について、AP通信はパス、シュート、守備のすべてでアルゼンチンが上回ったと伝えた。守備ではマンツーマンとゾーンを混ぜ、攻撃ではバックスクリーンを使って後半の立ち上がりにレイアップを連発した。チームのフィールドゴール成功率は54%、3ポイントは22本中11本。一方アメリカは3ポイント11本中3本で、外から崩せなかった。
個々の運動能力ではアメリカが上でも、連係と判断の質、シュート力で上回れば勝てることを示した試合である。2002年から主力がほぼ変わらずに積み上げた連係は、短期間で集まる選抜チームに対する強みとなった。この大会の結果は、アメリカが代表強化の体制を見直すきっかけにもなった。指導者にとっては、身体能力で劣る相手と戦う時の手本となる試合である。
ここから学べること
- 連係と判断の質で運動能力差を埋める
- 守備の形を混ぜて相手の準備を外す
- 外のシュート力が勝敗を大きく左右する
この実例に出てくる戦術:バックスクリーン、ゾーンディフェンス、マンツーマンディフェンス
チームデータ
- 大会
- アテネ五輪
- 結果
- 金メダル(準決勝でアメリカに89-81、決勝でイタリアに84-69)。MVPはマヌ・ジノビリ
- 監督
- ルベン・マニャーノ
- 主な選手
- マヌ・ジノビリ,ルイス・スコラ,アンドレス・ノシオニ,ファブリシオ・オベルト,カルロス・デルフィノ
- 戦術
- バックスクリーン,ゾーンとマンツーマンの併用,パスワーク
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