デンバー・ナゲッツ(2022-23)
ハンドオフ,2メンゲーム,ポイントセンター。ヒートに4勝1敗、MVPはニコラ・ヨキッチ(球団初優勝)
2023年のナゲッツは、西カンファレンス第1シードとして初めてファイナルに進み、ヒートを4勝1敗で破って球団初優勝を飾った。プレーオフ全体の成績は16勝4敗。ヨキッチはファイナルで平均30.2点、14.0リバウンド、7.2アシストを記録し、満票でMVPに選ばれた。第3戦ではヨキッチとマレーがそろって30点以上のトリプルダブルを達成している。
攻撃の中心は、センターのヨキッチとガードのマレーによる2メンゲームだ。ヨキッチがパスの起点になるため、ハンドオフ、ピック&ロール、スクリーンからの切り替えがすべて得点につながる。西決勝のレイカーズ戦では、同じ3人の動きから始めて、毎回少しずつ形を変えながら4連続で得点した例が知られている。マレーのドライブで守備が寄れば、ゴードンのダンクやポーターJr.の3ポイントが生まれた。
パスが最もうまい選手がセンターにいると、攻撃はどの位置からでも始まる。同じ始まり方から複数の結末を用意すれば、守備は読みにくくなる。ヒートがゾーンでヨキッチにパスを強いた第1戦でも、ポストに近づいて自ら得点するという修正が効いた。中心選手がパスを出すほど周囲は動き続ける必要があり、ゴードンのように合わせのうまい選手の価値も高まる。全員の動きが一つのパスでつながる攻撃の完成形といえる。
ここから学べること
- 同じ始まりから複数の結末を用意する
- パスの得意なセンターは攻撃の起点になる
- 守備が寄った先の役割を全員が理解する
この実例に出てくる戦術:ハンドオフ(DHO)、2メンゲーム、ピック&ロール、センター
チームデータ
- 大会
- NBAファイナル
- 結果
- ヒートに4勝1敗、MVPはニコラ・ヨキッチ(球団初優勝)
- 監督
- マイケル・マローン
- 主な選手
- ニコラ・ヨキッチ,ジャマール・マレー,アーロン・ゴードン,マイケル・ポーターJr.,ケンテイビアス・コールドウェル=ポープ
- 戦術
- ハンドオフ,2メンゲーム,ポイントセンター
参考にした情報
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